40年 紅どうだん咲く村で
2011年3月、福島第一原発事故が発生。日本は、原発再稼働か、廃炉かで揺れた。原発立地地域は、「原発があることの不安と、原発が無くなることの不安」に揺れていた。8年がたった。再稼働もしかたがないと、「現状容認」の空気が時代を覆う。しかし、原発が立地する福井県美浜町で40年以上、ひとり闘い続けてきた男は、やっぱり、今も闘い続けている。 嫌われても、かまわない。負け続けても、あきらめない。 彼の闘い続けるモチベーションはどこから来るのだろう?原発銀座で“希望の木”を植え続ける男と母、そして妻、40年の軌跡。